銀座四次元ポケットpresents 山﨑晴太郎の銀座トークサロン銀座四次元ポケットpresents 山﨑晴太郎の銀座トークサロン

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MINI REPORT

2018.01.07

小島 雄一郎 vol.1

三連休の中日、1月7日の文化百貨店にお越しくださったのはアクティベーションプランナーの小島雄一郎さん。山崎と同じ立教大学出身でOB会のようなもので知り合い、業界が近いことから意気投合した年齢も近い方です。

営業からプランナーへ

就職することはスーツ姿になることだと思っていたという小島さん。学生時代に『広告批評』という雑誌を見て、オシャレなものが並んでいたことに衝撃を受けて広告業界を目指したと言います。当初は営業に配属されたそうですが、現在の「販促企画コンペ」で第1回から第5回まで連続で入賞したことからプランナーへ転向されます。ご自身のことを企画屋と話す小島さん。表現だけで終らずに、「どうしたら人が動くか」までを考えていると言います。そういった考えを表現する言葉として“活性化する”という意味を持つアクティベーションを肩書に使用しているそうです。

市場を飛び越えた話題づくり

そんな小島さんが最近手掛けたものがターナー色彩から発売された『アヤナミブルー』という画材。元々はターナー色彩の事業についてのアイデアを求められていたそうですが、今回のアウトプットとなったのがエヴァンゲリオンとコラボした新しい色の画材の発売でした。

http://www.turner.co.jp/ayanamiblue/

ヤフーの急上昇トピックスで1位を獲得するなど、大きな話題となった商品。「絵具の市場をどうやって出るか」という目的を達成でき、事業面と企画を融合できた案件だったとご自身でも手ごたえを感じたそうです。こういったアイデアは基本的に移動中に考えているのだとか。移動中にスマホでアイデアのフラッシュをメモし、それを基にパソコンで資料を作成するのが小島さんのスタイルということ。景色が移り変わる中だと、色々と発想が出やすいようです。ちなみに考えに煮詰まった時には、他の案件に切り替えて気分転換をし、常に飽きない状況を作るのも小島さんの仕事の進め方の1つということ。

大学サークル向けアプリ

「サークルアップ」 移り変わりの早い広告業界に居ながらも小島さんが長く手掛けているのが、大学サークル向けアプリ「サークルアップ」。大学のサークルが使うグループウェアのようなアプリで、コミュニケーション機能にアンケート機能をプラスしたもので、アンケートに答えるとサークルにポイントが貯まり換金することで活動費にできるそうです。企画の仕事をしていく中で、経営者と事業についての話をすることも多いという小島さんが、事業を回していないコンプレックスを克服するために社内ベンチャーの募集に応募してスタートさせたという事業で、今年で5年続いているアプリ。 現在でも毎年1万人ほどのユーザーが増加しているようで、瞬間的な大ヒットアプリではありませんが、サークル内で受け継がれていくものを作れたということで、ご自身の仕事の中でも充実度の高いものになっている様子です。

モノ選びの判断基準

番組恒例のこの質問には「ストーリーを語られると買いたくなる」と小島さん。酔っ払うと高い家電を買ってしまう癖があるということですが、単に家電を買うだけではないようです。 商品のストーリーがいかにきれいに出来ているか、それがプロダクトにどう落ちているかという部分は購入する時の判断基準になっていると言います。また現在のヒット商品の傾向として、コトから始まってモノに落とし込んでいるモノが多い気がしているとも。家電だとバーミキュラやバルミューダなど、お米を炊くことパンを焼くことに特化したプロダクトが話題になっているのが新しい流れの1つではないかと話してくださいました。

と言った所で、今回の文化百貨店も閉店となりました。来週も小島さんにお越しいただき、著書にも書かれた現在の就活時事情などをお伺いします。

株式会社電通 アクティベーションプランナー

小島 雄一郎

立教大学法学部を卒業後、株式会社電通に入社。営業職として流通・教育企業を担当後、プロモーションのコンペディションとして立ち上がった第1回の販促会議賞でシルバーを受賞しプランナーに転向。その後、販促会議賞 (現:販促企画コンペ)では第1回~第5回まで連続入賞。企画立案を担当する傍ら、電通若者研究部の研究員として、大学サークル向けアプリ「サークルアップ」事業で2014年グッドデザイン賞を受賞。その他受賞として、OneShow(米)、キッズデザイン賞、OneClick Awardなど多数。
著書に『広告のやりかたで就活をやってみた』、『 なぜ君たちは就活になるとみんな同じようなことばかりしゃべりだすのか』(宣伝会議)。