銀座四次元ポケットpresents 山﨑晴太郎の銀座トークサロン銀座四次元ポケットpresents 山﨑晴太郎の銀座トークサロン

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MINI REPORT

2017.04.09

長崎 義紹 vol.02

初回に引き続き今回のゲストは、クリエイティブディレクターでparagraph代表の長崎義紹さん。

世界の街と比べると広がり方がだらしない!?

世界各地を回ってきた長崎さん。ニューヨークやパリ、ロンドンは中心地がハッキリしているのに、東京は渾然一体としているイメージなのだとか。どんどん街がキレイに変化していっているのはそれで良いけれども、元々あった街の様子を大事にすべきなのでは?と感じることもあるようです。
ちなみに長崎さんが好きな街はサンフランシスコ。カウンターカルチャーを起点としながらも、未だに残っているカルチャーの発信源というイメージが強いので、お気に入りとのこと。

文化百貨店という架空の百貨店で一角をプロデュースするとしたら?

長崎さんが最近興味を持っていたのは、去年亡くなったフランスの撮影監督ラウール・クタール。ジャン=リュック・ゴダール作品の撮影監督を務めた人物です。アメリカの映画では、実際は撮影監督が撮っているようなものということで、撮影監督やプロデューサーごとの作品特集を組んで、裏にいる人がコントロールしているという部分を伝えてみたいと話してくださいました。
モノを扱うとしたら、先週のお話しともリンクしてきましが、“音楽を空間に放つ”ということで、スピーカーなどの音を解き放つ装置を置きたいとのことでした。

批評性が文化を育てる

カルチャーを探求していくうえで、現代では切り離せないWEB。長崎さんも山﨑も、調べる時は海外のサイトに行きつくようです。結果として「英語のサイトの方が情報量が多い」ことと「海外のサイトは批評性がある程度、担保されている」ということです。
ファッション業界では、NYタイムズ日曜版のコラムを気にしているそうで、「ダメなモノはダメ」とはっきり言い切る+批判されると売り上げに直結するとのこと。しかし、批判することが前提ではなく、批評する人が自分の立場を表明したうえで書いている記事なので、お互いの信頼上で成り立っていて、そのやり取りが質の高さを生み出す要因の1つになっているようです。
「日本でもそういった批評性が出てくれば文化が成熟していくと思う」と長崎さん。そんな長崎さんの思いもベースに置きながら展開している『TOKYOWISE』にご注目ください。

といったところで、4月9日は閉店時間となりました。次回は写真家の瀬尾浩司さんをお迎えしてお送りします。次の文化百貨店は4月16日(日)24時30分に開店します。

クリエイティブディレクター/paragraph代表

長崎 義紹

『Begin』や『Men’s EX』などの創刊編集企画、『WIRED日本版』の再創刊時の編集長を務める。また『PAUL&JOE』などのブランディングディレクションも経験。現在はUNIQLOCKやNikonなど数多くの企業のWEBディレクションを行い、WEBマガジン『TOKYOWISE』の編集長も努めるなど様々なクリエイティブ活動を行っている。