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2018.03.18

大地 千登勢 vol.1

Sweet Hirado

ここ3年に渡り大地さんが手がけていたというのが「九州・平戸のお菓子と文化を世界に」というプロジェクト・Sweet Hirado。大地さんが以前、手掛けていたプロジェクトで平戸で展示会をすることになった際に『百菓之図』という図鑑に出会い“勝手に始めた”というプロジェクトです。 平戸は武家茶の鎮信流のおひざ元。そのお茶と共に発展したお菓子をレシピのようにまとめたものが『百菓之図』。青い色をしたお菓子や“サラサ”というネーミングのお菓子を見つけた大地さんは、西洋と東洋の文化が完成度高く融合している所に興味を持ったそうです。 そこからオランダの2組のクリエイターと一緒に、『百菓之図』からインスパイアされた今世紀の平戸のお菓子を世界に発信していくことを始めたのだそうです。 伝統文化に切り込んで行くとあって、当初はなかなかうまく行かなかったようですが、700年続く松浦家の当代・松浦章さんの懐の深さに助けられ、老舗のお菓子店とのコミュニケーションもうまく行き、24種類のお菓子を発表できるようになったと言います。 目にも舌にも美しいSweet Hiradoのお菓子は、もちろん食べることができます。オフィシャルサイトから予約注文もできますので、気になる方はぜひご覧ください。

http://sweethirado.com/

影響を受けた出来事

バイタリティーあふれる活動をされている大地さん。ここ数年は大切な人を亡くしたり、地元・熊本で地震があったことで「今を生きていく」ということに意識が向いているそうで、その思いが様々な活動にも繋がっているようです。 そして、ご自身の活動を振り返ると、自然や命というものに惹かれてプロジェクトが生まれているとも言います。 先ほどのSweet Hiradoを手掛けた理由の1つも、お菓子は四季など豊かな自然を表現しているからというのがあるのだとか。小さい頃に自然を材料に遊んだ事や、嗅いだ匂いや見た色が、今に繋がっているということです。

プロジェクトの動かし方

プロジェクトを始める時は、自分がやりたいモノが明確だという大地さん。それを自分の思いつかない手法でやってくれる人と進めたいと思っているのだとか。プロジェクトに関わる人たちとは、最初はパーソナルに繋がりながらも、大きく広げていくのが大地さんのスタイルだと言います。 そして、「文化と経済を一緒にすること」がコンセプトだとも。しかし、経済がわかる人でアートを理解してくれる人が少なかったりするので、伝えることの難しさを感じているようです。

コレクション癖

大地さんは、子供の頃から貝殻や珊瑚を集められているそうです。同じものを拾っているようでも色や柄が様々で、死骸にもかかわらずキレイで優しい色をしている所が好きなのだとか。 日本よりも海外の方が活動しやすいかもしれないと考えている大地さんにとって、移動する時に持っていくのが面倒になる絵画などより、手軽な貝殻の方がコレクションしやすいご様子です。

といった所で、本日も閉店のお時間となりました。来週は、大地さんの現在進行中のプロジェクトについてもお伺いしていきます。

キュレーター/アーティスト

大地 千登勢

大学生時代よりHP FRANCE にてフランソワーズ・セーグル・キャロル氏に師事し、バイヤーとして活動。2003年~2007年夏まで、hpgrp GALLERY TOKYO(銀座)の立ち上げから、プロデューサー兼バイヤーとして携わる。2004年、アート・ジュエリーを扱う「O-Jewel」というブランドを立ち上げ、2007年より、建築家の黒川雅之氏が主宰するK&Kにて同ブランドの活動を始める。Barocco 2009, NISHIJIN 2010などの世界のアーティストに参加してもらうコンセプト型アート・ジュエリーの展覧会やプロデュースを手がける。
アートやアートジュエリー、デザインの分野を横断し新しい側面を開拓するため、東洋、西洋の文化を融合し、ユニークな美意識を通して次なる世界を作り出している。2015年より「九州・平戸のお菓子と文化を世界に」というテーマで平戸の老舗の和菓子屋とオランダのクリエーターとプロジェクト「Sweet Hirado」をスタートさせ、オランダでの企画展(2015)や平戸での「東西百菓之図」発表会(2016)を開催。2018年2月のオランダでの企画展を最後にプロジェクトは幕を閉じた。現在は、与那国の海にまつわるプロジェクト「Midiru Midiru ミディルーミディル」、長崎の1300年の歴史のある真珠・あこや真珠のプロジェクトを準備中。
2015年より、C&(チーアンド)を主宰。「美を通じて心が動く瞬間を生み出し、様々な人々に伝えたい。」
http://candheart.com/

大学生時代よりHP FRANCE にてフランソワーズ・セーグル・キャロル氏に師事し、バイヤーとして活動。2003年~2007年夏まで、hpgrp GALLERY TOKYO(銀座)の立ち上げから、プロデューサー兼バイヤーとして携わる。2004年、アート・ジュエリーを扱う「O-Jewel」というブランドを立ち上げ、2007年より、建築家の黒川雅之氏が主宰するK&Kにて同ブランドの活動を始める。Barocco 2009, NISHIJIN 2010などの世界のアーティストに参加してもらうコンセプト型アート・ジュエリーの展覧会やプロデュースを手がける。
アートやアートジュエリー、デザインの分野を横断し新しい側面を開拓するため、東洋、西洋の文化を融合し、ユニークな美意識を通して次なる世界を作り出している。2015年より「九州・平戸のお菓子と文化を世界に」というテーマで平戸の老舗の和菓子屋とオランダのクリエーターとプロジェクト「Sweet Hirado」をスタートさせ、オランダでの企画展(2015)や平戸での「東西百菓之図」発表会(2016)を開催。2018年2月のオランダでの企画展を最後にプロジェクトは幕を閉じた。現在は、与那国の海にまつわるプロジェクト「Midiru Midiru ミディルーミディル」、長崎の1300年の歴史のある真珠・あこや真珠のプロジェクトを準備中。
2015年より、C&(チーアンド)を主宰。「美を通じて心が動く瞬間を生み出し、様々な人々に伝えたい。」
http://candheart.com/

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3月20日の文化百貨店にお越しくださったのは、俳人・俳句雑誌『鷹』編集長の高柳克弘さん。番組MCの山崎晴太郎が、かねてから興味を持っていた俳句の世界について、2週に渡って伺います。

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1月最後の放送となった30日の文化百貨店。ゲストは、先週に引き続きドキュメンタリー監督の大島新さん。今週は、ドキュメンタリーのつくり方からお聞きしていきます。

©seitaro design,inc.

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