2018.04.29
本山友理 vol.1
ソフトテニスプレーヤー
小学校の頃はソフトボールに打ち込んでいたという本山さん。しかし、中学校には卓球部とソフトテニス部しかなかった事から、ソフトテニスを選択したのだとか。しかし、ボールを投げる動きとサーブが似ていたり、バッティングとストロークの動きが似ていたりと共通点も多く、瞬く間にのめり込んでいったそうです。 熱心な先生の指導もあり、高校は強豪校に進学。インターハイの団体戦で5位に入るなど、大学までプレーヤーとして過ごして来られました。 そんな本山さんが恩師から言われて印象に残っているというのが「人生思い通りになるんだぞ」というもの。この言葉が、現在の活動に繋がってくるようです。
伝える仕事へ
プレーヤーとしてスポーツと触れ合いながら、メディア志望だったという本山さん。ある出会いがきっかけで、モデルとしての活動をスタートされますが、当時はレポーターなどとの仕事の違いがわかっていなかったのだとか。そこから自身のやりたかったレポートなどの“伝える仕事”へと少しずつ道筋を開いていかれます。 レポーターやインタビュアーとして、様々な方の話を聞く機会も多いという本山さんは、インタビューの際に、周りの環境を聞き出すことを意識していると言います。 アスリートに話を聞く際には、自身が用具提供を受けるアスリートだったことから、メーカーとの付き合い方などサポート体制に目を向けたり、大きな大会前の試合では何を目的として選手がその試合に臨んでいるのかという点に注目するのだとか。 そんな伝え手になった本山さん。レポーターとしての仕事は「ファンを増やすお手伝い」だと思っているそうです。結果を出して称賛される瞬間の何百倍もの時間を、地道な練習に費やしているアスリートの側面をきちんと伝えて、応援する人たちを増やすサポートをしていきたいと話してくださいました。
衝動買いしちゃうもの
そんな本山さんは、本を衝動買いすることが多いのだとか。スタジオには、コレクションの中から、いくつかパラスポーツに関する本を持ってきてくださいました。 今回話題に上がったのは、越智貴雄さんの写真集『切断ヴィーナス』と須川まきこさんのイラスト集『Lady Amputee in Powder Room』という義足を扱った2冊。ともすると、表現が難しいテーマをカルチャーに落とし込んだ2冊をご紹介くださいました。 といった所で、閉店のお時間となりました。次回は、2020年に向けて注目が集まるパラスポーツの魅力について、本山さんにお伺いしていきます。