2018.02.18
鈴木一泰 vol.1
家族関係
鈴木さんの5歳下の弟さんはイチロー選手。学生時代にはお父様から「一泰はイチローのカラダをケアする仕事をしなさい」と言われたこともあるのだとか。当時は反発したという鈴木さんですが、今ではCobraXion Tapeというテーピングを扱っていて、お父様の予言(!!?)に近い形で、カラダのケアに携わる仕事をされています。
キャリアパス
学生時代に絵やデッサンが好きだったという鈴木さんはデザイン科を志すも、ご本人曰く「色々足りず」建築科のある高校に。そこから専門学校、建築会社への就職を経て一級建築士の資格を取得されます。
20年ほど前に独立をされる際、やりたい事を挙げていた中にテーピングがあったと言います。学生時代にマイケル・ジョーダンやスコッティ・ピッペンが活躍していた頃のNBAを見ていて、選手が施しているテーピングがカッコイイと思っていた鈴木さんは、ずっと温めていたのだとか。 CobraXion Tapeは、そんな鈴木さんがデザインからネーミングまで全てに携わったテーピング。独立した頃からテーピングに関するアイデアを各所に持ち込んでいたようですが、医療の側面もあり実現が難しかったそうです。しかし、5年前に色んな縁から、念願叶って商品化に成功。150万本以上を販売しているトップアスリートも愛用しているというテーピングです。
http://www.suwwear.com/cobraxion/
デザイニング・プロデューサー
デザインだけではなくプロデュースもしているという鈴木さん。その両方ができるという表現を探していて出てきたのが“デザイニング・プロデューサー”というネーミング。この6年ほど使用していると言います。
建築からデザインに入った鈴木さんは、知らず知らずのうちに建築で培ったノウハウが自分のシゴトに反映されていると感じることがあるそうです。デザイニング・プロデューサーとして複合的に見る点は、総合芸術とも呼ばれる建築からの影響が大きいようです。 企業C.I.、トレードマーク、ロゴデザインの他、広告デザイン、アパレルブランドなど幅広く活動されている鈴木さんは、キャラクターデザインにも力を入れていらっしゃいます。 キャラクターのデザインはフィールドの違うものだと思っていたようですが、お客さんから指名を受けてキャラクターを制作することになったのだとか。それをきっかけに、多くのキャラをデザインされてきた鈴木さんですが、デザインをする際にはストーリーを必ず作ると言います。 BS11が開局した際に、開局特番中に3人のデザイナーがキャラクターを制作し、社長にプレゼンするという公開コンペに参加した鈴木さん。TV局はアイデアが湧き出てくるぐらい色んな番組がでてくる所が手品みたいだと、シルクハットのキャラクター・ビーモを描き、見事に採用され、開局から数年間使用されていました。
https://www.value-press.com/pressrelease/20826
幅広い活動をされている鈴木さんの一端をお伺いした所で、今回の文化百貨店は閉店のお時間となりました。来週はCobraXtion Tapeのお話しについても詳しく伺っていきます。