2018.01.28
杉山 大輔 vol.2
ビジネスプロデューサーとは
日本では馴染みの薄い“ビジネスプロデューサー”という肩書ですが、アメリカでは色んな企業を繋いだりプロジェクトに合ったフリーの人をアサインするというプロデューサーがビジネスの面でも活躍されているそうで、杉山さんの本業もそういった活動。 最近では、福岡の二枝たかはるさんが開発された“光冷暖”というシステムに感銘を受けたそうで、建築家の隈研吾さんを紹介するなどして、その技術が世界に広げるような動きをしているのだとか。 光冷暖とは風を出さずに、気温をコントロールする技術だそうで、埃が出ず、寝る時も快適だと言います。さらに風が出ないので、風の影響を無くした環境を整えなければならない場合に重宝するようで、卓球やバドミントンなど風が吹くとまずい競技が行われる体育館でも活躍できる技術ということ。
光冷暖について気になったという方は、こちらをご覧ください。 http://www.interliteracy.com/philosophy/futaeda_t.html
杉山さんのポリシー Doer
杉山さんは「やる」という意味のあるDoにerをくっつけた「Doer=行動する人」をポリシーにしていると言います。きっかけは、著書『行動する勇気』を出版される際に、関係者から“計画的偶発性理論”について教えてもらった事なのだとか。 好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心、この5つの行動特性がある人には、新しい事が起きて未来を切り拓くことができるというのが、計画的偶発性理論。 この言葉を聞いてから、著書のタイトルと相まって、自分自身もより“行動する人”であるために、日々意識していると言います。本業であるビジネスプロデューサーは、色んな人たちを巻き込んでいく仕事なので、Doerでないと務まらないとも話してくださいました。
文化百貨店で扱いたいもの
番組恒例のこの質問に「板」と答える杉山さん。実は、最近2m×40cmほどの何でもない木の板を購入されたそうです。その板に、お子さんの身長をマークしたり、家族写真を貼り付けているのだとか。 最近は賃貸の家が増え、柱に身長を記していける家が少なくなりましたが、木の板だと引っ越ししても持ち運べるので、800円程度で購入したものにも関わらず家族にとってはPricelessなアイテムになっていくと杉山さんは言います。 そして、もう1つ“木でできたクローゼット”も扱いたいと杉山さん。そこには、初めての銀のスプーンや初めての靴。学校で書いた絵やもらった賞状など、置き場に困るものを収めていき、子どもが成人した時に渡してあげるのだとか。 どちらも、シンプルなアイテムですが、過ごしてきた年月と思い出が詰まったかけがえのないモノに変身させていくコーナーを作りたいと思っている杉山さんでした。 といった所で、今週の文化百貨店も閉店のお時間となりました。
次回はmount inc代表でアートディレクターのイム・ジョンホさんをお迎えします。