2018.01.21
杉山 大輔 vol.1
編集長を務める『私の哲学』
ビジネスプロデューサーとしての活動の傍らで、杉山さんは『私の哲学』というインタビューマガジンの編集長として様々な方のインタビューをされています。 立ち上げて10年になるという『私の哲学』。はじめたきっかけは、経営者になっても学びたいという気持ちと、子どもの頃の思い出だと言います。 ニューヨークに住んでいた中学2年生の時に、縁が会って王貞治さんへインタビューをする機会があったという杉山さん。その時に楽しいと思ったことが、様々な方へインタビューをするという企画にたどり着いた要因の1つなのだとか。
原動力の源
ハワイから帰国したばかりで成田からスタジオまで直行してくださった杉山さん。何度かお会いしている山崎も、そのバイタリティーに驚くばかりです。 そんな杉山さんは、日本にいた高校2年生の頃、アナフィラキシーショックで1日で6kgほど体重が落ち、死についてリアルに感じることがあったと言います。その時の体験から、一度きりの人生を大切にするようになったと言います。 また、22歳でMBAを取得した杉山さんですが、MBAを取得した後のビジョンを持っておらず、悩む日々があったと言います。その時は、結婚してお子さんが1人いるという状況。悩む兄を見かねた妹さんから貰った、コピーライターの中谷彰宏さんの本にあった「会いたい人には15分あれば会える」という一文に刺激を受け、中谷さんにアポを取った所、実際に15分の時間を頂けたことが、今の活動の原体験となっているそうです。
インタビューをする際の心得
会いたい人へのインタビューが決まると杉山さんは、相手の著書を全部購入して、じっくり読むそうです。そうする事で、どの本にも書かれてある共通項と、その本にだけ書かれてある部分がわかってくるのだとか。 そして、その本をインタビューの現場にすべて持って行き、きちんと本を読んだことを相手に伝えることも大事だと言います。 また、インタビューで相手との距離を近づけるのは最初の3分がポイントだと杉山さんは考えているようです。近日公開予定のプロゴルファーの青木功さんをインタビューした際には、パターマットとパターを用意して、青木さんが到着された瞬間にパター勝負を挑んだことで一気に距離が近づいたのだとか。
と杉山さんの活動の一端をお聞きしていると、あっという間に閉店のお時間になりました。来週は、ビジネスプロデューサーとしての仕事の部分などをお伺いします。