BLOGGUESTSMESSAGE

毎週日曜24:30-25:00ON AIR

MENU
  • BLOG
  • GUESTS
  • MESSAGE

BLOG

2017.12.10

津田 寛治 vol.1

俳優になったきっかけ

映画小僧だったという津田さんは、映画に関わる仕事がしたいと思い、花形である監督を目指そうと家族や親戚に話をしたそうですが、、、「監督は勉強のできる人がやるもの」「学校の成績が悪い、あなたに務まるようなものではない」といった指摘を受け、俳優ならば学歴はいらないかもと思い方向転換。とは言え、当初はマイナーな劇団に入ってチケットノルマを支払ったり、事務所に入ったもののレッスン代を払ったりというばかりで、映画を観ることからも遠ざかっていたのだとか。

『ソナチネ』で映画デビュー

映画から離れてしまった事に気づいた津田さんは、一念発起してすべてをリセット。レンタルビデオ店や映画館に通って、邦画をたっぷり観る生活をしていたと言います。そんな中で、自分のアンテナに引っかかった監督のもとへプロフィールを持ち込み監督と対話していく中で、オーディションの話をもらったりして一気に映画界との距離が縮まったのだとか。
そんな津田さんのデビュー作が北野武監督の『ソナチネ』。北野監督は、カメラの前に立っていない時に何をやっているかのか?どんな体験をしてるのか?というお芝居しなくても身体から出てくる雰囲気を撮りたい監督のようで、芝居をすると出番が削られることもあるのだとか。今だから気づける部分も多いとのことですが、初めてだった北野監督の現場での経験は、現在でも津田さんの身体の芯にある考えなのだそうです。

役作りのアプローチ

作品の台本をもらったら、まずは物語としてただ読むという津田さん。次にシーンごとにテーマを考え、そのシーンで“何を見せたいかのか”を見極め、シーンの中での要の役を見つけ、その役が際立つように自分の役を作っていくそうです。そういった俯瞰で作品と向き合い現場に入るようですが、現場では逆に感覚でやった方が良いとも津田さんは話します。
「役者とは何かを表現するのではなく、自分の世界観を持っていることが大事で、その世界観を深めるために色んなものを体験するけども、現場で全部表現する必要がない」これが、北野監督の現場からスタートして、様々な作品に出演してきた津田寛治さんの考え方で、現場で役に立つかわからない事ほど知っておくのが大事だという、俳優だけではなくどんな仕事にも繋がりそうな金言もいただきました。

俳優☆チョイス

そんな津田さんの映画デビュー作『ソナチネ』と初主演作『イズ・エー』が、12月15日(金)まで目黒シネマで上映中。俳優が選んだ作品を上映するという企画で、津田さんが選んだのがその2作品。事務所が近い山崎も訪れる予定です。

閉店の空気に全くならないまま30分が終了。来週も、津田寛治さんにたっぷりお話しを伺います。

――――――――
以前、ゲストにお越しいただいた香雅堂の山田悠介さんと山崎がコラボした香りを味わえるホテル・雨庵が12月1日に金沢にオープンしました。この番組の前身にお越しいただいた、志野流香道の蜂谷宗苾さんと書道家の紫舟さんも雨庵に絡んでいらっしゃる文化百貨店コラボが実現した場所です。食とお酒も美味しい金沢に行かれる際には、ぜひ雨庵に行ってみてください。
公式サイト https://www.uan-kanazawa.com/

俳優

津田 寛治

北野武監督の『ソナチネ』で映画デビュー。以降、北野作品を始め、映画、テレビドラマに出演し注目を浴びる。『模倣犯』(森田芳光監督)では第45回ブルーリボン賞 助演男優賞受賞、第17回東京国際映画祭「日本映画ある視点」部門作品『樹の海』では特別賞を受賞。『119』(竹中直人監督)『トウキョウソナタ』(黒沢清監督)『贅沢な骨』(行定勲監督)『妖怪大戦争』(三池崇史監督)『恋の罪』(園子温監督)『月光ノ仮面』(板尾創路監督)『シン・ゴジラ』(庵野秀明総監督・樋口真嗣監督)など数多くの映画に出演している。

北野武監督の『ソナチネ』で映画デビュー。以降、北野作品を始め、映画、テレビドラマに出演し注目を浴びる。『模倣犯』(森田芳光監督)では第45回ブルーリボン賞 助演男優賞受賞、第17回東京国際映画祭「日本映画ある視点」部門作品『樹の海』では特別賞を受賞。『119』(竹中直人監督)『トウキョウソナタ』(黒沢清監督)『贅沢な骨』(行定勲監督)『妖怪大戦争』(三池崇史監督)『恋の罪』(園子温監督)『月光ノ仮面』(板尾創路監督)『シン・ゴジラ』(庵野秀明総監督・樋口真嗣監督)など数多くの映画に出演している。

2022.03.27 高柳 克弘 vol.2

3月27日の文化百貨店のゲストは先週に引き続き、俳人・俳句雑誌『鷹』編集長の高柳克弘さん。今回は、近著『究極の俳句』と高柳さんご自身の俳句感について伺います。また、5年間に渡る文化百貨店を通じて、MCの山崎晴太郎が感じてきた事についてもお話します。

2022.03.20 高柳 克弘 vol.1

3月20日の文化百貨店にお越しくださったのは、俳人・俳句雑誌『鷹』編集長の高柳克弘さん。番組MCの山崎晴太郎が、かねてから興味を持っていた俳句の世界について、2週に渡って伺います。

2022.03.13 まつゆう* vol.2

3月13日の文化百貨店のゲストは、先週に引き続きコミュニケーション・エヴァンジェリスト/メタバースDJの まつゆう*さん。番組MCの山﨑晴太郎が、今最も興味を持っていると言える“メタバース”の世界について、今週もたっぷり伺います。

2022.03.06 まつゆう* vol.1

3月6日の文化百貨店にお越しくださったのは、コミュニケーション・エヴァンジェリスト/メタバースDJのまつゆう*さん。今回は、まつゆう*さんのこれまでのキャリアを伺いながら、二拠点生活をしているという“メタバース”の世界について伺います。

2022.02.27 こくぼ ひろし vol.2

2月27日の文化百貨店のゲストは先週に引き続き、日本初のソーシャルグッド専門PRエージェンシー ひとしずく株式会社代表でPRコンダクターの こくぼひろしさん。今回は、番組パーソナリティの山崎晴太郎のセイタロウデザインと共同で展開する『もしもラボ』について、2人でお話していきます。

2022.02.20 こくぼ ひろし vol.1

2月20日の文化百貨店のゲストは、日本初のソーシャルグッド専門PRエージェンシー・ひとしずく株式会社代表で、PRコンダクターの こくぼひろしさん。漠然としている“ソーシャルグッド”という言葉の範囲や、こくぼさんの現在の活動について伺います。

2022.02.13 シマダ カツヨシ vol.2

2月13日の文化百貨店のゲストは、先週に引き続き、アクセサリー主治医・鍛造作家・コンセプトデザイナーとして活動されているシマダカツヨシさん。今週は、シマダさんがどんな変遷を経て、現在のような考え方にたどり着いたのかをお聞きします。

2022.02.06 シマダ カツヨシ vol.1

2月6日の文化百貨店のゲストは、アクセサリー主治医・鍛造作家・コンセプトデザイナーという立場から、装身具のサイズ感による悩みを解消するための活動などをされているシマダカツヨシさん。今週は、その活動について伺っていきます。

2022.01.30 大島 新 vol.2

1月最後の放送となった30日の文化百貨店。ゲストは、先週に引き続きドキュメンタリー監督の大島新さん。今週は、ドキュメンタリーのつくり方からお聞きしていきます。

©seitaro design,inc.

©seitaro design,inc.