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2017.09.24

鈴木 杏 vol.2

オンとオフの切り替え

特に舞台の場合は、役と向き合う時間も長く濃密になりがちですが、オンとオフをはっきりと分けられるようになってきたと杏さんは言います。昔は、不安もあって四六時中、役のことを考えていたようですが、今はバランスよく切り替えができるようになった様子です。ご本人曰く「感覚としては片思いをしている感じ」なのだとか。ふとした時に好きな人のことを考えてしまうように、ふと、役のことを考えたりしながら、稽古から本番の期間中、役と向き合っているそうです。

蜷川幸雄さん

杏さんに大きな影響を及ぼしたというのが、蜷川幸雄さん。蜷川さんの演出は“鎧を叩き壊して、中から引きずり出す”という感じだったようです。ガンガン叩かれて自分自身で作っていたものを壊され、中から新しい自分を引き上げてもらうということを、蜷川さんに毎回してもらっていたと杏さんは話します。そして、「人生にとっても蜷川さんと出会ったことは大きかった」と杏さんは感じているようで、70年代80年代の社会と演劇が密だった時代の話などを教えてもらう機会も多く、貴重な時間をたくさん過ごさせてもらったと言います。蜷川さんのことを話す杏さんの言葉の端々から尊敬の念が感じられ、蜷川イズムを大切にしながら、常に勉強しつづけていると感じた山崎です。

今後の出演作品

鈴木杏さんが出演する舞台が迫っています。10月5日から新国立劇場で「トロイ戦争は起こらない」、12月にはBunkamuraシアターコクーンで「欲望という名の電車」が控えています。

「トロイ戦争は起こらない」は、その名の通り、トロイの木馬が出てきたトロイ戦争がなぜ起こったのかという話。書かれたのは第1次大戦後で、第2次大戦が起きるのではないかと言われていた頃ということで、「今、読んでも『そうなのかも』と怖くなる部分もある」と杏さん。でも、人の滑稽な部分も描かれているので、笑いながら観れる舞台になるのではないかなとのことです。

「トロイ戦争は起こらない」公演情報
期間:2017年10月5日(木)〜22日(日)
場所:新国立劇場
URL:http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/16_009658.html

 

テネシー・ウィリアムズの名作「欲望という名の電車」。大竹しのぶさんとは、杏さん初の舞台「奇跡の人」以来、15年ぶりの共演。大竹さん演じるブランチが、崩壊していく様を描いた作品です。出演する杏さん自身、“しのぶさんの芝居を間近で見られるのが、うれしい”と語る演技を、ぜひライブでご覧ください。

「欲望という名の電車」公演情報
期間:2017年12月8日(金)〜28日(木)
場所:Bunkamuraシアターコクーン
URL:http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/17_desire/

 

文化百貨店で扱うなら?

舞台に関する資料を見て行くと時代背景が見えてきて面白いので、人物を取り上げて相関図のように作品を紹介していくものを展示したいと杏さん。人だけではなく、服を取り上げてデザイナーが影響を受けたものを繋げたり、裏側のストーリーに自分が興味を持っているので、ストーリーが見えるものを展示したいというお話しでした。ちなみに杏さんの夢は、美術館のイヤホンガイドのナレーションと映画の予告のナレーションをやることなのだとか。どちらも、すぐに実現できそうですが、実は山崎の夢は、自分の美術館を作ること。山崎の美術館が実現した際には、ぜひともナレーションをお願いします。

といった所で、2週に渡って鈴木杏さんをお迎えした文化百貨店も閉店のお時間となりました。初の女性ゲスト、初の山崎より年下のゲストという事でしたが、興味深い話がたくさん飛び出し、何かを追求しようといしている人のお話しは刺激がたくさんあると感じた2週間でした。また、日曜日の24時30分にお待ちしています。

女優

鈴木 杏

1987年4月27日生まれ、東京都出身。1996年にTVドラマデビュー。以後、テレビ、映画、舞台などで活躍の場を広げ、映画「Returner リターナー」では日本アカデミー賞新人俳優賞と話題賞をW受賞、映画「軽蔑」では高崎映画祭最優秀主演女優賞を受賞するなど、若手実力派として才能を発揮。
2016年、舞台「イニシュマン島のビリー」「母と惑星について、および自転する女たちの記録」の演技で、第24回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。近年の舞台出演作として、野田秀樹演出「足跡姫~時代錯誤冬幽霊~」や小川絵梨子演出「マリアの首」などがある。
1987年4月27日生まれ、 東京都出身。1996年にTVドラマデビュー。以後、テレビ、映画、舞台などで活躍の場を広げ、映画「Returner リターナー」では日本アカデミー賞新人俳優賞と話題賞をW受賞、映画「軽蔑」では高崎映画祭最優秀主演女優賞を受賞するなど、若手実力派として才能を発揮。
2016年、舞台「イニシュマン島のビリー」「母と惑星について、および自転する女たちの記録」の演技で、第24回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。近年の舞台出演作として、野田秀樹演出「足跡姫~時代錯誤冬幽霊~」や小川絵梨子演出「マリアの首」などがある。

1987年4月27日生まれ、東京都出身。1996年にTVドラマデビュー。以後、テレビ、映画、舞台などで活躍の場を広げ、映画「Returner リターナー」では日本アカデミー賞新人俳優賞と話題賞をW受賞、映画「軽蔑」では高崎映画祭最優秀主演女優賞を受賞するなど、若手実力派として才能を発揮。
2016年、舞台「イニシュマン島のビリー」「母と惑星について、および自転する女たちの記録」の演技で、第24回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。近年の舞台出演作として、野田秀樹演出「足跡姫~時代錯誤冬幽霊~」や小川絵梨子演出「マリアの首」などがある。
1987年4月27日生まれ、 東京都出身。1996年にTVドラマデビュー。以後、テレビ、映画、舞台などで活躍の場を広げ、映画「Returner リターナー」では日本アカデミー賞新人俳優賞と話題賞をW受賞、映画「軽蔑」では高崎映画祭最優秀主演女優賞を受賞するなど、若手実力派として才能を発揮。
2016年、舞台「イニシュマン島のビリー」「母と惑星について、および自転する女たちの記録」の演技で、第24回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。近年の舞台出演作として、野田秀樹演出「足跡姫~時代錯誤冬幽霊~」や小川絵梨子演出「マリアの首」などがある。

2022.03.27 高柳 克弘 vol.2

3月27日の文化百貨店のゲストは先週に引き続き、俳人・俳句雑誌『鷹』編集長の高柳克弘さん。今回は、近著『究極の俳句』と高柳さんご自身の俳句感について伺います。また、5年間に渡る文化百貨店を通じて、MCの山崎晴太郎が感じてきた事についてもお話します。

2022.03.20 高柳 克弘 vol.1

3月20日の文化百貨店にお越しくださったのは、俳人・俳句雑誌『鷹』編集長の高柳克弘さん。番組MCの山崎晴太郎が、かねてから興味を持っていた俳句の世界について、2週に渡って伺います。

2022.03.13 まつゆう* vol.2

3月13日の文化百貨店のゲストは、先週に引き続きコミュニケーション・エヴァンジェリスト/メタバースDJの まつゆう*さん。番組MCの山﨑晴太郎が、今最も興味を持っていると言える“メタバース”の世界について、今週もたっぷり伺います。

2022.03.06 まつゆう* vol.1

3月6日の文化百貨店にお越しくださったのは、コミュニケーション・エヴァンジェリスト/メタバースDJのまつゆう*さん。今回は、まつゆう*さんのこれまでのキャリアを伺いながら、二拠点生活をしているという“メタバース”の世界について伺います。

2022.02.27 こくぼ ひろし vol.2

2月27日の文化百貨店のゲストは先週に引き続き、日本初のソーシャルグッド専門PRエージェンシー ひとしずく株式会社代表でPRコンダクターの こくぼひろしさん。今回は、番組パーソナリティの山崎晴太郎のセイタロウデザインと共同で展開する『もしもラボ』について、2人でお話していきます。

2022.02.20 こくぼ ひろし vol.1

2月20日の文化百貨店のゲストは、日本初のソーシャルグッド専門PRエージェンシー・ひとしずく株式会社代表で、PRコンダクターの こくぼひろしさん。漠然としている“ソーシャルグッド”という言葉の範囲や、こくぼさんの現在の活動について伺います。

2022.02.13 シマダ カツヨシ vol.2

2月13日の文化百貨店のゲストは、先週に引き続き、アクセサリー主治医・鍛造作家・コンセプトデザイナーとして活動されているシマダカツヨシさん。今週は、シマダさんがどんな変遷を経て、現在のような考え方にたどり着いたのかをお聞きします。

2022.02.06 シマダ カツヨシ vol.1

2月6日の文化百貨店のゲストは、アクセサリー主治医・鍛造作家・コンセプトデザイナーという立場から、装身具のサイズ感による悩みを解消するための活動などをされているシマダカツヨシさん。今週は、その活動について伺っていきます。

2022.01.30 大島 新 vol.2

1月最後の放送となった30日の文化百貨店。ゲストは、先週に引き続きドキュメンタリー監督の大島新さん。今週は、ドキュメンタリーのつくり方からお聞きしていきます。

©seitaro design,inc.

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