2018.06.10
小澤良介 vol.1
家具を扱うきっかけ
大学時代から個人事業主として、ビラ配りなどの業務請負をしていたという小澤さん。大学を卒業して、すぐの5月に法人登記をして、代表としての仕事を始めていきます。
ある時、デザイナーズ家具を探していて、カッコイイサイトとイケてないサイトで価格が違った所に目を付けます。どうせ買うなら、カッコイイサイトで買いたいという思いから、デザイナーズ家具を適正価格で買える素敵なサイトを作ろうとECサイトをスタートさせていきます。
しかし、当時はECサイトの黎明期。取引先の確保が難しかったと言います。メーカーに問い合わせても、展示せずにインターネットだけで売るという事業に対して、厳しい声も多かったのだとか。そんな中でも、自分が売りたい家具を扱っているネットショップに問い合わせを繰り返し、ようやく1社が協力してくれたことで、販売をスタートさせることができたそうです。
素敵な空間をつくる仕事
リグナのコーポーレトサイトで掲げられているのが「世界がときめく空間を」という言葉。リグナでは自社でデザインした家具の製造販売やインテリアショップを運営して、素敵な空間づくりを演出しています。その中で、お客様に「うれしい」だけではなく“ときめく”体験をして欲しいとの思いから掲げられたのが、先ほどのメッセージ。
リグナの世界観を体現できるショールームは現在、東京と福岡にあります。愛知県出身で東京在住の小澤さんとは、縁がなさそうな福岡ですが、実は家具の工場が多いそうです。そんな流れから、福岡にもショールームを作ったそうです。
ちなみに、福岡は街が凝縮しているので、カッコイイことをやると情報が広がるのが速いというメリットがあるようです。
ドラマの監修
ドラマの空間監修など幅広い活動をされている小澤さん。きっかけは、テレビ局からの連絡だったそうです。2010年に放送されたフジテレビ月9ドラマ『月の恋人〜Moon Lovers〜』では、木村拓哉さんが家具屋の創業社長を演じましたが、取材をかねてやってきたスタッフの方に、「ドラマの監修をやりませんか?」と声をかけられたことから始まります。
これを皮切りに、ドラマやテレビ番組の監修の仕事を手掛けるようになった小澤さん。テレビの監修ではディレクターや放送作家のイメージを聞いて反映していくので、“カッコイイ空間づくり”という本業の部分とは、少し違った形で業務を進めているようです。
家具選びのコツ
小澤さんに、素敵な空間に住みたい方へオススメの方法を尋ねたところ「プロに相談してください」との回答。相談だけなら無料なので、間取り図を持ってリグナに来てもらえれば、素敵な空間づくり、インテリアコーディネートのプロのスタッフがいるので、気軽に話をしにきて欲しいとのこと。
リグナの世界観に共感して、こんな空間に住みたいという方は、ぜひ一度、リグナのショールームを訪れてみてください。
憧れているもの
時計が好きだという小澤さんが目を奪われているのが、A. Lange & Söhneのランゲ1という超高級時計。ネットでチラチラと見ては、思いを募らせているそうです。「もうちょっと頑張らないと」と購入は、まだ先になりそうですが、美しいモノへの欲求が、次へのモチベーションになっているようです。
といった所で、今週も閉店のお時間となりました。来週も小澤さんに色々なお話しをお伺いしていきます。
本日の選曲
小澤良介さんのリクエスト
TIME / B’z
山崎晴太郎セレクト
Glass / Alva Noto & Ryuichi Sakamoto