2018.06.17
小澤良介 vol.2
中国の名門大学の顧問
現在、中国の名門・浙江大学で顧問をされている小澤さん。MBAコースで企業ブランディングやファッションについて、講義もされています。MBAコースということで、経営者とのやりとりが中心ということで、基礎知識に乏しいながらも熱量のある生徒が多いようです。
浙江大学で顧問になったのは、中国の経営者がリグナに視察に来たことから。その中の1人に浙江大学の関係者がいて、授業の依頼を受け、顧問への就任に繋がりました。これをきっかけに、中国の家具のモールの最大手企業の社長との出会いがあったりと、本業での中国展開にもいい影響を与えているようです。
今後の組織づくり
リグナでは現在、50名ほどのスタッフが社員として働いています。インテリアが好きで、リグナが展開している内容に本気で興味を持ってくれている人と仕事がしたいという小澤さん。できるだけフランクな形でスタッフと接したいと考えているようです。
そして、小澤さんは技術が進歩していく中、人間しかできない仕事の必要性が高まっていくと考えている様子。今、ルーティンで行っている業務をいかに減らして、クリエイティブなど人間しか出来ない仕事に、より多くのスタッフが携わることができる環境にしていきたいと話してくださいました。
インテリア業界の今後
ファストインテリアの登場で、日本人のインテリアリテラシーが高まったと感じている小澤さん。ファストインテリアと質を追求する家具ブランドの二極化が進んでいくのでは、と感じているようです。
現在は、マルニ木工やカリモク家具、天童木工あたりが質の高い日本ブランドとして世界で活躍しているようですが、それでも知る人は知るという存在。日本のブランドが大きく羽ばたいていない背景には、欧米と日本のカラダや部屋の大きさの違いがありそうです。逆に日本では、海外の家具をそのまま持ってきても売るのが難しいという面もあり、家具のグローバル展開は難しい側面があるようです。
しかし、リグナは、日本の企業なので、日本のものづくりの技術やクリエイティビティを発揮した上で、海外で知られる存在にしていきたいと考えている小澤さんの挑戦は、まだまだ続いていきそうです。
文化百貨店で扱いたいもの
番組恒例のこの質問。家具が好きで、リグナを立ち上げた小澤さんはやはり家具を選択。1つは、その中でも大好きだというイスを扱うスペース。
もう1つは、引っ越すと家具のサイズが合わなくなったりして買い替える人が多いので、その時の状況やライフスタイルの変化に合わせて、足したり減らしたりできる組み合わせ可能な家具をそろえるスペースができたら面白いとお話してくださいました。
といった所で、今回も閉店のお時間となりました。次回は、The BonezのベーシストT$UYO$HIさんをお迎えしてお送りします。
本日の選曲
小澤良介さんのリクエスト
365日 / Mr.Children
山崎晴太郎セレクト
blue blue blue / 小田朋美