2018.12.30
真鍋 摩梨 vol.2
真鍋さんセレクトのワイン4本
泡、白、赤(2種類)の合計4本のワインを真鍋さんに選んでいただき、試飲していきます。
Pierre Moncuit “Delos” Grand Cru
シャルドネ100%のBLANC DE BLANCS(ブラン・デ・ブラン)と呼ばれるタイプの1本。女性の作りてらしい繊細でクリーミーな泡が特徴。さっぱりした料理からクリーミーなものまでバランスよく合わせられる
Sancerre Silex Le Grand Fricamboult
先ほどのシャンパンとは種類の違う白ブドウ、ソーヴィニョン・ブランを使った1本。柑橘類や青いハーブのような香りがするのが特徴。暑い季節に冷やして飲むのが好まれるタイプですが、暖房で火照った時にぴったりなスッキリした味わい。
Funky Chateau Pinot Noir
長野県のワイナリーが生んだ至極の1本。味わいも色合いも淡いものが多いピノノワールですが、色味が濃く、果実の凝縮感が詰まったスモーキーな味わいが特徴。日本ワインのクオリティの高さを体感できる真鍋さんのオススメ。
Pastourelle de Clerc Milon
重めの赤がお好きな方にぴったりなカベルネ・ソーヴィニョンを使った1本。若いカベルネ・ソーヴィニョンらしい青野菜のような香りが残っているので、芽キャベツやピーマンのような苦みとの相性抜群の味が特徴。
マリアージュを愉しむ
それぞれのワインと合わせた1品も真鍋さんにご用意いただき、マリアージュも愉しんでみました。食べ物が残っている状態でワインを含み、口の中でマッチさせるのが愉しみ方ということで、山崎もチャレンジ。
一緒に味わってみるとワインの印象が変わり、その奥の深さに衝撃を受けた様子。2019年はマリアージュにハマりそうです。
マリアージュにはいくつか種類があるようで、食感・味わい・色・産地などで合わせるほか、足りないものを補う“補完”などから組み合わせて、食とワインを引き立て合うということです。
味噌ソムリエとしての活動
日本ソムリエ協会認定のソムリエとしてワインに携わるほか、味噌ソムリエとしての活動も行っている真鍋さん。5年前に娘さんを出産されてから、食への意識が変わり、その中で味噌を手軽に作れることを知り、味噌への興味が強くなったようです。
味噌ソムリエの試験では、利き味噌や味噌汁を飲んで味噌の種類や出汁を当てるような問題もあるのだとか。。。
生きた酵素をカラダに取り込むことは腸内環境を整える効果があるので、お手製の味噌にお湯を注いた味噌汁を毎日飲むような生活をして欲しいと言います。自家製の味噌ならば出汁を入れなくても十分に満足できる味になるのだとか。気になる方は、味噌づくりのワークショップなどに参加をしてみてください。
ちなみに味噌を愛する真鍋さんがオススメの食べ方は、納豆と卵かけごはんへのトッピング!家にある味噌で、1度チャレンジしてみてください。
文化百貨店で扱いたいもの
番組恒例の“文化百貨店でバイヤーとして扱うとしたら?”という質問には、発酵文化を感じてもらえるものを扱いたいと真鍋さんは言います。脳ミソはごまかせても腸はごまかせない“脳より腸”と言うテーマで、日本人の胃腸に合うものを提示していきたいとのことでした。
その先に、日本の冷蔵庫に“生きた発酵食品”のある生活を取り戻したいという理想を話してくださいました。
といった所で2018年の文化百貨店は閉店となります。新年初回となる次回は、HERO X編集長の杉原行里をお迎えしてお送りします。
今週の選曲
真鍋さんのリクエスト
道 / 宇多田ヒカル
山崎晴太郎セレクト
Coincidence / KID FRESINO