2019.09.01
DJ BAKU(KAIKOO) vol.2
コラボ作品のつくり方
BAKUさんが作ったトラックに対して、Lyricなどの上物が乗ってくる形が多いというBAKUさんのコラボワーク。盟友であり、ステージで共演する機会も多いShing02さんとの場合は、言語の選択からコラボが始まると言います。
こちらの『Mixxcha』という曲の場合は、“アジアのミクスチャー”というテーマがあり、世界中の人に聞いてもらいたいという想いから、英語でのLyricを依頼し作り上げていったそうです。
Shingo02さんの場合、自身にはない文学的な世界観を持っているので、色々考えさせられることが多いのだとか。こういったコラボでは様々な刺激を受けるので、今後も色んな人と一緒にものづくりをしていきたいといった様子のBAKUさんです。
新しい音楽の探し方
新しい音楽や知らない音楽と出会うことが、重要な仕事だと言えるDJ。音楽との出会い方が多様化する中、BAKUさんはSNSで新しいモノと出会うことが多いそうです。SNSで繋がっている“信用できる人”が勧めている情報は非常に参考になると言います。
あとは、信頼できるWebサイトというのも、情報収集に役立つ手段なのだとか。中でもBAKUさんがオススメするというのが、DJcity。その名の通りDJ向けのサイトということで、ビートが強い曲が多いようですが、珍しい曲がたくさん紹介されているそうです。気になる方は、ぜひ1度ご覧ください。
https://www.djcity.com/jp/
各地のクラブシーン
日本のみならず世界中のクラブでプレーされているBAKUさん。場所によって様々な違いを感じることもあるようですが、特に海外でプレーする際に意識しているというのが歌詞だと言います。
日本では洋楽の場合、言葉も音として捉えられることが多いですが、英語圏だと歌詞もダイレクトに耳に飛び込んできます。そのため、日本では差別的に受け止められていない曲でも、デリケートな反応があるようです。過去にBAKUさんはロンドンで、思いもよらない反応を受けた経験から、海外では歌詞も精査して曲を選んでいるそうです。
また、日本のクラブでは、夜(深夜)に若いお客さんが少なくなっているのと海外のお客さんが増えていることを肌で感じているのだとか。その一方で、ラップブームの影響でライブの時間帯は盛況だというのが、今の日本のクラブシーンのようです。
文化百貨店で扱いたいもの
文化を伝える架空の百貨店でBAKUさんが、バイヤーとして扱うとしたら「最近始めたKAIKOOのアパレル」とご回答。年を重ねるにしたがって、DJがやりたい事の1つの変化してきたというBAKUさん。アート全般をもっと勉強して、音楽以外に出来ることを増やして、仲間たちと何かをやり続けていきたいということでした。
阪急メンズ館東京でも取り扱われているKAIKOOのアパレルラインは、こちらからご覧ください。
http://kaikoo.asia/
といった所で、今週の文化百貨店は閉店となります。次回は、Web版『美術手帖』副編集長の橋爪勇介さんをお迎えします。
今週の選曲
DJ BAKUさんのセレクト
Sugar Plum Fairy Flip Snippet / The Turntable Symphonograph Orchestra
山崎晴太郎セレクト
Birds, Pt. I / Chassol
DJ/トラックメイカー/
プロデューサー/ターンテーブリスト
DJ BAKU (KAIKOO)
1978年東京生まれ。DJ/トラックメイカー/プロデューサー/ターンテーブリスト。
16歳のころにDJのキャリアをスタートさせ、これまでに5枚のオリジナルアルバム、自主も含め20枚以上のMIX CDをリリース。
2010年には自らが発起人となり、〈POPGROUP〉が主催する都市型音楽フェス〈KAIKOO POPWAVE FESTIVAL’10〉を東京晴海客船ターミナル特設ステージで開催し、2日間で1万人以上を集めた。
近年では、CM楽曲制作、アーティスト楽曲プロデュースも積極的に行っており、いとうせいこうや七尾旅人などとのコラボレーション、渋谷慶一朗ややくしまるえつこ(相対性理論)、ヒプノシスマイクなどの楽曲のリミックス、KYONO(ex.THE MAD CAPSULE MARKETS)とのユニットの結成、バンドじゃないもん!MAXXX NAKAYOSHIのななせぐみ、大桃子サンライズとのラップユニットBLUE GUM CLUBなどジャンルを越境した活動を展開中。さらに、韓国、台湾、フランス、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、アブダビなどにも招聘され、海外のDJやラッパー、バンドらとも交流し国際的にも活躍している。
また自らKAIKOOレーベル・会社も立ち上げ「ASIAから、ARTで世界に出逢いを」をモットーに
日本やアジア全般のアートカルチャーのフックアップにも力を注いでいる。
▶︎Official Link
BAKU OFFICIAL WEBSITE:http://djbakutokyo.com
KAIKOO OFFICIAL WEBSITE:http://www.kaikoo.asia
FACEBOOK:http://www.facebook.com/djbaku.tokyo
Twitter:https://twitter.com/djbakutokyo
Instagram:https://www.instagram.com/djbaku_kaikoo
1978年東京生まれ。DJ/トラックメイカー/プロデューサー/ターンテーブリスト。
16歳のころにDJのキャリアをスタートさせ、これまでに5枚のオリジナルアルバム、自主も含め20枚以上のMIX CDをリリース。
2010年には自らが発起人となり、〈POPGROUP〉が主催する都市型音楽フェス〈KAIKOO POPWAVE FESTIVAL’10〉を東京晴海客船ターミナル特設ステージで開催し、2日間で1万人以上を集めた。
近年では、CM楽曲制作、アーティスト楽曲プロデュースも積極的に行っており、いとうせいこうや七尾旅人などとのコラボレーション、渋谷慶一朗ややくしまるえつこ(相対性理論)、ヒプノシスマイクなどの楽曲のリミックス、KYONO(ex.THE MAD CAPSULE MARKETS)とのユニットの結成、バンドじゃないもん!MAXXX NAKAYOSHIのななせぐみ、大桃子サンライズとのラップユニットBLUE GUM CLUBなどジャンルを越境した活動を展開中。さらに、韓国、台湾、フランス、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、アブダビなどにも招聘され、海外のDJやラッパー、バンドらとも交流し国際的にも活躍している。
また自らKAIKOOレーベル・会社も立ち上げ「ASIAから、ARTで世界に出逢いを」をモットーに
日本やアジア全般のアートカルチャーのフックアップにも力を注いでいる。
▶︎Official Link
BAKU OFFICIAL WEBSITE:http://djbakutokyo.com
KAIKOO OFFICIAL WEBSITE:http://www.kaikoo.asia
FACEBOOK:http://www.facebook.com/djbaku.tokyo
Twitter:https://twitter.com/djbakutokyo
Instagram:https://www.instagram.com/djbaku_kaikoo