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2019.10.06

加藤 訓子

NPO法人芸術文化ワークス
加藤さんが代表を務めていらっしゃるNPOが芸術文化ワークスは、音楽に関わるNPOとしては、最も古い部類に入る老舗の組織。日本をベースに世界に向けて芸術文化を発信していくという目的で設立されました。
そんな組織の長に加藤さんが就任されたのが2年前。実は、このタイミングでNPOとしての活動に幕を閉じるという話が出ていたそうですが、加藤さんは、自身がやりたいと思っている事をやりやすくなるのではと考え、引き継ぐことを決めたと言います。
これまで、クラシック音楽やパフォーミングアーツ、舞台に縁がある方を中心に運営をされてきたようですが、活動の幅や認知度を広げていくためにはブランディングが不可欠だということで、山﨑が理事としてお手伝いすることになりました。

芸術文化ワークスの活動
そんなNPO法人芸術文化ワークスの主な活動の1つ目が、先進的なアートや音楽を世の中に広めていくこと。世界から高い評価を受けている部分もある日本のアート・音楽をもっと能動的に発信していこうとされています。
それと付随して、アーティストの国際交流を促して新しい刺激を受けられる環境を生み出し、さらに次世代の人材を育成という質の高いアートや音楽を生み出す仕組みを作っていこうとしているようです。
このようにアートや音楽で表現をしていくには、場所と時間が必要になってきます。そこで、地域活性にも力を入れていて、様々な土地に出かけ、その場所だからできる表現を通じて、地域に還元していくという流れを生み出したいと加藤さん。
実際に、合掌造りの家屋を演劇を通じて、蘇らせた富山県の利賀村という例もあるようで、アートや芸術をきっかけに人が訪れて活気が生まれる場所をつくりたいと話してくださいました。

https://npo-artsworks.org/ja/home-1/

日本でのコンサート
NPOのお話しがメインとなりましたが、加藤さんは本業でもあるパーカッショニストとしても精力的に活動されています。11月7日8日の2日間、サントリーホールのブルーローズで『加藤訓子「バッハを弾く。」』が予定されています。
2年前に加藤さんがリリースされた2枚組アルバム『BACH』。この作品から、7日はチェロ全曲、8日はバイオリンソナタ全曲を演奏するという公演です。加藤さんが1人で演奏するバッハの世界観を、秋の夜長にぜひ味わってみてください。

公演の詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20191107_S_3.html
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20191108_S_3.html

といった所で、今週の文化百貨店は閉店となります。次回は、バイオリニストのNAOTOさんをお迎えして、音楽とカレーのお話しを伺っていきます。

今週の選曲
加藤訓子さんのセレクト
Violin Sonata No. 2 in A minor, BWV 1003 III. Andante (arr. for Marimba) / KUNIKO KATO

ダウンロードはこちらから→
https://www.linnrecords.com/recording-js-bach-solo-works-marimba

山﨑晴太郎セレクト
Ocean In A Drop / GOGO PENGUIN

パーカッショニスト

加藤訓子

愛知県豊橋市出身のパーカッショニスト。時習館高等学校を経て、桐朋学園大学研究科修了後に渡欧。
蘭・ロッテルダム音楽院を首席で卒業。サイトウキネンオーケストラ、アンサンブル・イクトゥスなどへ参加後、
ソロ活動を開始。2011年にスティーヴ・ライヒの代表作を打楽器へ編曲したソロ作『kuniko plays reich』が話題を呼び、サントリー芸術財団より第十二回佐治敬三賞を受賞。2013年の『カントゥス』がMPCJ音楽賞最優秀録音賞を受賞。若手プロ育成を目的に
アーティストインキュベーション・プロジェクトinc.を始動させる。2018年にダンスプロジェクト“DOPE”を始動。
同年に『ドラミング』を発表。第73回文化庁芸術祭優秀賞他受賞歴多数。英国スコットランドの高音質で知られる世界的レーベル「LINN」からCDを出す唯一の日本人アーティスト。パール楽器・アダムス社(蘭)グローバルエンドーサー。

愛知県豊橋市出身のパーカッショニスト。時習館高等学校を経て、桐朋学園大学研究科修了後に渡欧。
蘭・ロッテルダム音楽院を首席で卒業。サイトウキネンオーケストラ、アンサンブル・イクトゥスなどへ参加後、
ソロ活動を開始。2011年にスティーヴ・ライヒの代表作を打楽器へ編曲したソロ作『kuniko plays reich』が話題を呼び、サントリー芸術財団より第十二回佐治敬三賞を受賞。2013年の『カントゥス』がMPCJ音楽賞最優秀録音賞を受賞。若手プロ育成を目的に
アーティストインキュベーション・プロジェクトinc.を始動させる。2018年にダンスプロジェクト“DOPE”を始動。
同年に『ドラミング』を発表。第73回文化庁芸術祭優秀賞他受賞歴多数。英国スコットランドの高音質で知られる世界的レーベル「LINN」からCDを出す唯一の日本人アーティスト。パール楽器・アダムス社(蘭)グローバルエンドーサー。

2021.02.21 比嘉康二
NEW

2月21日の文化百貨店のゲストは、泡盛コンシェルジュの比嘉康二さん。泡盛の魅力を伝えるために活動をされている比嘉さんに、ご自身の活動や泡盛自体について伺いました。

2021.02.14 山崎晴太郎
NEW

2月14日の文化百貨店は、2か月ぶりのソロ回。今回は今年になってから話題になったデザイン関連のトピックや、山崎自身の仕事に関する話題をお話していきます。

2021.02.07 宮島達男 vol.2
NEW

2月7日の文化百貨店にお越しくださったのは、先週に引き続き現代美術家の宮島達男さん。今回は、宮島さんが長年にわたって携わっているプロジェクトを中心に伺いました。

2021.01.31 宮島達男 vol.1

1月31日の文化百貨店にお越しくださったのは、日本が誇る世界的な現代美術家である宮島達男さん。今回は、宮島さんのベースとなっている思想や作品についてお聞きしていきます。

2021.01.24 杉山早陽子 vol.2

1月24日の文化百貨店のゲストは、先週に引き続き和菓子作家の杉山早陽子さん。今回も京都市にある杉山さんが主宰する御菓子丸の工房にお邪魔をして、お話を伺いました。

2021.01.17 杉山早陽子 vol.1

1月17日の文化百貨店のゲストは和菓子作家の杉山早陽子さん。今回は、杉山さんが主宰される御菓子丸の工房にお邪魔をして、和菓子作りを始めたきっかけから伺っていきます。

2021.01.10 濱崎加奈子 vol.2

1月10日の文化百貨店のゲストは、先週に引き続き、伝統文化研究家/有斐斎弘道館・館長の濱崎加奈子さん。今回も、京都市にある数寄屋建築が印象的な有斐斎弘道館にお邪魔し、濱崎さんが研究されている伝統文化ついて伺いしました。

2021.01.03 濱崎加奈子 vol.1

新年あけましておめでとうございます。2021年の文化百貨店は、番組初のロケからスタート。京都の気になる方の所にお邪魔をして、インタビューさせていただきました。文化百貨店の京都シリーズ初回のゲストは、伝統文化研究者の濱崎加奈子さん。今回は、濱崎さんが館長を務める有斐斎弘道館でお話を伺いました。

2020.12.27 岸田奈美 vol.2

12月27日の文化百貨店のゲストは、先週に引き続き作家の岸田奈美さん。今回は、著書『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』に掲載されているエピソードや、今後の活動ついて伺いました。

©seitaro design,inc.

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