2019.11.03
成田 佳洋
11月30日(土)の出演者
アントニオ・ロウレイロ・トリオ
ピアノのみならず、ドラムやビブラフォンなど10種類近い楽器を操るというブラジル出身のマルチなアーティスト、アントニオ・ロウレイロ。成田さん曰く、「ピアノ1本のピアニストには出せない、個性的なピアノが要注目」とのことです。
ニタイ・ハーシュコヴィッツ
イスラエルにルーツを持つ、ニタイ・ハーシュコヴィッツ。昨年リリースされたら、ピアノソロアルバム『NEW PLACE ALWAYS』が、ジャズやクラシックというテイストだけでなく、彼のルーツであるイスラエルの雰囲気もあり、非常に美しいアルバムだったのだとか。ここ数年で、成田さんが最も愛聴しているピアノソロ作品をつくったピアニストです。
カイル・シェパード “A Portrait of Home”
南アフリカ出身のカイル・シェパード率いる、トリオユニット。日本人ベーシストの松永誠剛さんも参加されます。同じようなフレーズを繰り返しながらも、少しずつヒートアップしていくライブ感溢れる演奏は、独特の中毒性があるそうです。
12月1日(日)の出演者
ゴールドムンド
アメリカ出身のピアニストであるコンポーザー、キース・ケニフがシンプルな表現をする時に使う名義がゴールドムンド。AppleやFacebook、Googleといった有名企業のCM音楽も制作するマルチな才能が、ピアノをメインにした貴重なステージを披露してくれます。
ハニャ・ラニ
ジャズが盛んなポーランド出身の紅一点のピアニスト、ハニャ・ラニ。ジャズ、クラシックに東欧のフォークやアンビエントな雰囲気が自然に合わさった、魅力的な演奏が見どころということです。
高木正勝
ザ・ピアノエラには初回から、すべて出演されている高木正勝さん。「来日してくれたアーティストに何か持ち帰ってもらいたい」という主催者の気持ちを体現している存在が高木さんなのだとか。過去の出演者からも称賛を集める高木さん。最近の活動から感じられる“日本らしさ”“アジアっぽさ”を表現するステージになりそうな予感です。
ピアノエラならではの醍醐味
主催者として、しっかりアーティストを見てからブッキングしているものの、その日のラインナップや出演順だからこそ生み出されるケミストリーまでは、なかなか想像が出来ないと言います。
出演アーティスト同士もかなりの刺激を受け合っているようで、「アップライトピアノで演奏したい」という要望があったり、リハで他の出演者の演奏を聞いて「今日は生音で演奏する」と言ったりする人があったりと、直前まで何が起きるかわからないというドキドキもあるようです。
そして、主催者が狙うわけでもなく、ステージでセッションが起きたり、出演者同士が仲良くなって別の機会でも一緒に演奏したりするというのが、ピアノエラ。出演するピアニスト自身もピュアな気持ちで楽しんでいる稀有なイベントです。山﨑も愛する、幸せなひと時をぜひ会場でご堪能ください!
ザ・ピアノエラ2019公式サイト:
http://www.thepianoera.com/