2020.01.05
三戸 なつめ vol.2
声優への挑戦
映画『パディントン』と『パディントン2』の日本語吹き替え版の声優を担当された三戸さん。やはり声だけの演技とあって、演劇とは違った部分があったようです。カラダでも表現する演劇の場合は、特に気にしなくて良い文章の中のアクセントですが、声優の場合は、キーになる言葉を強く言うようにする必要なんかもあったのだとか。
また、元の映像が英語のため、息継ぎなどに合わせすぎると、字余りになったり不自然さが出るので、合わせ方も難しかったと言います。そして、関西出身の三戸さんなので、ちょっとした言葉のイントネーションに違いがあったようですが、「人に聞いてもらう」ことで、修正していったそうです。
2作に渡って担当できた事で、1作目で感じた課題を2作目で克服できたことで、ご自身としても納得ができたお仕事だったと笑顔で語る三戸さんでした。
絵本づくり
また、演者としての活動だけではなく、作家さんとして絵本も2冊出版されています。ショッピングアプリのBASEの方から、「何か一緒にやりたい」という話を貰った際に、ご自分で絵本をつくりたいと回答した所から始まった企画だったそうです。
絵本のベースになったのは、5歳の時にお母さまから買ってもらって、今でも三戸さんを見守ってくれているというテディベア。このぬいぐるみが、ぬいぐるみ王国から人間界にやって来たというストーリーなのですが、この物語はスラスラと思いついたのだと言います。
想像以上に時間がかかったというのが、絵の部分。水彩絵の具と色鉛筆で、三戸さん自身が描かれたものですが、どこまでやったらOKなのかわからずに、落としどころを見つけるのに苦労したそうです。
基本的には、主人公のクマと女の子だけを描いたこの作品。背景はあえて描かずに、観たお子さんたちに想像してもらいたいという想いを込めたのだとか。そんな絵本は、昔から三戸さんを応援してくれていて、ママになったファンの人たちからも好反応を頂いたようで、また絵本をつくりたいと話してくださいました。
三戸さんの絵本は、こちらからチェックしてください。
https://natsumemumu.thebase.in/
ユーチューバーとして
去年の10月にYouTubeチャンネルをスタートさせた三戸さん。いわゆるYouTube的な企画モノではなく、VLOGという形で、ブログの映像版のようなものをアップされています。
ファッションやメイクは、その日の予定や行き先によって変わってくるので、三戸さん自身の1日にフォーカスしながら、“なぜこのファッション?なぜこのメイクなの?”といった部分を発信していきたいとのこと。
三戸さんのコーデの秘密やメイクのポイントを知る事が出来るチャンネルになっていますので、気になる方は、ぜひチャンネル登録をしてご覧ください。
三戸なつめのビデオブログ「なつめと、」
https://www.youtube.com/channel/UCtgdapltZ6zCEjEdb_b5gaQ/videos
文化百貨店で扱いたいモノ
番組最後の質問、“文化を扱う百貨店でバイヤーをするなら?”へは、「古着」と回答された三戸さん。この日、着用されていたカラフルなセーターも古着。普段から古着を愛用されているそうです。
ご自身のお母様やおばあ様のアイテムを着用されることもあるようですが、「古着にも物語があるので、それを紙に書いて一緒に届けたい」とのこと。服が辿ってきたストーリーとともに、カワイイ古着を届けるような一角を作りたいということでした。
色んなジャンルのお仕事をされていて、クリエイターとのコラボも多い三戸さん。ちなみに、“山﨑とコラボするなら?”と尋ねたところ、出てきたのが「美容院」という言葉。ファンの方から、三戸さんに前髪を切って欲しいという声が多いそうで、三戸さん自身が前髪を切る専用のサロンを作ってみたいのだとか。そのデザイン面を山崎にお願いしたいと話してくださいました。
といった所で、今週の文化百貨店は閉店となります。次回は、映画監督のタナダユキさんをお迎えして、そのキャリアから最新作まで伺っていきます。
今週の選曲
三戸なつめさんのリクエスト
おかしな二人 / 爆弾ジョニー
山﨑晴太郎セレクト
Illogical Lullaby / Hatis Noit