2020.09.06
山崎晴太郎
9月6日の文化百貨店は、久しぶりに山崎晴太郎が1人でお送りするソロ回。今回は、“ファッションと音楽”をテーマに、山崎が選んだ5曲をお届けしました。
I thought about killing you / Kanye West
最初にお送りしたのは、カニエ・ウェストの『I thought about killing you』。ファッションとのコラボレーションが多いカニエですが、この曲はルイ・ヴィトンのショーで使用された曲です。
このコレクションが注目を浴びた理由は、LOUIS VUITTON初の黒人クリエイティブディレクター、ヴァージル・アブローの存在。ストリートが背景にあるクリエイティブディレクターかつ、ヴァージル自身が尊敬しているカニエ・ウェストとのコラボという点が見どころです。
H2o / BFRND
続いてお送りしたのは、BALENCIAGAのコレクションで使用されたBFRNDの『H2o』。この曲が使われたコレクションは、災害や洪水をテーマに展開。水を飲み込むような映像と同時に使用されていたのが、この曲でした。
ファッションと音楽をコラボレーションさせることで、「メッセージを伝える」という総合芸術としても活かせると山崎は感じたようでした。
Destination Unknown / HAUSCHKA
Sarabande / ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル
HAUSCHKAの『Destination Unknown』、ヘンデルの『Sarabande』はともに、山崎が好きなブランドであるAlexander McQueenに関連する2曲。
最近は、新型コロナウイルスの影響で、ブランドが自分たちのコレクションで使った音源などのソースを公開していることが多いようで、Alexander McQueenもSpotifyでプレイリストを公開しています。
Spotifyでは、Alexander McQueen以外にも、CHANELやLEMAIRE、Dries Van Notenといったブランドもプレイリストを公開しています。こういった楽曲を聞くと、ブランドがどういう世界を描こうとしているのかを垣間見る1つのきっかになるので、興味のある方は、ぜひブランド名で検索してみてください。
I’ve Seen It All / Bjork
山崎が【ファッションと音楽】というテーマで、真っ先に思い浮かんだアーティストがBjork。音楽だけではなく、サイエンス、テクノロジー、映像も音楽すべてにおいて、常に新しい表現に挑戦している唯一無二の存在です。
ファッション自体も表現の1つとして捉えているので、この楽曲あたりから、彼女がファッションで表現したい部分が爆発していく感じが面白いという話でした。
といった所で、ファッションと音楽をテーマにした今回の文化百貨店は閉店となります。次回は、アートフェア東京のエグゼクティブ・プロデューサー來住尚彦さんをお迎えして、アートの話題をお送りします。