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2021.08.15

山崎晴太郎

8月15日の文化百貨店はお盆休み期間中ということで、山崎が最近プライベートで興味を持っていることについて、ゆったりと1人でお送りしました。

“料理=クリエイティブ”を理解するための第一歩

料理とは縁遠かった山崎ですが、ある本との出会いをきっかけにカレー作りを始めました。

【山崎】「料理=クリエイティブ」という話がありますけど、個人的にはまったく理解が出来ていなかったんです。だけど、コロナ禍の影響からなのか、今更なんですけどカレーを作り始めたんです。

地元の本屋に行ったら、スパイスカレーとスパイスの薀蓄が載っているオシャレな表紙の本があったんで、レコードの「ジャケ買い」みたいな感じで買ったんです。料理本って、基本的には料理が出来る人に向けて書かれているから“少々”みたいな表現があるじゃないですか?でも、僕はそんなに料理をしないので“勘働き”みたいなのが無いから分からないんですよ。でも、この本はグラムで書かれてあるから、その通りに計って作っています。

ただ、「たまねぎを飴色になるまで」という表記があったんですけど、料理をする人には当たり前なんだけど、僕は分からなくて、焦がしてしまったんですよね。だから、そこは妻に手伝ってもらって、それ以外をレシピ通りにやってみたら、当たり前ですけど、すごく美味しいカレーが出来ました(笑)

まだ「料理がクリエイティブだ」という所には辿り着けていなくて、書いている通りにやったら美味しくできるんだというレベルなんですけど、スパイス自体は混ぜ合わせたりする所が、お酒に近くて面白そうだなとは思いました。

山崎晴太郎がキャンプに行く理由

最近はコロナの影響もあって控え目ですが、山崎家では夏はキャンプ、冬はスノーボードへ行くのが恒例のアクティビティ。そこには自身の幼少期と現代のギャップから感じた事が、反映されていると言います。

【山崎】普段子供たちは、僕の時と比べて外遊びをしていないんですよね。この時期だと、お昼の一番暑い時間帯は、公園で遊ばないでという状況にもなっていて、僕だけの感覚なのかもしれないですけど、「運動ができると人気者」みたいなのも無い気もしていて、運動やアクティビティが昔ほど優位に立っていないし、子供たちの日常にあまり入っていないとも思うんですよね。そういう想いもあって、キャンプやスノーボードに行ったりしているわけです。

例年だとこの時期はキャンプに行っています。昨今のブームもあって、最近は色んなキャンプサイトがあって、電源が付いている“電源サイト”というのもあったりするのですが、僕はギアを持参して、プリミティブな形のキャンプをしています。

面白いキャンプ場で言うと、“サウナとキャンプ”という組み合わせが増えていて、サウナ付きのキャンプ場も行きました。そのキャンプ場では、水風呂が無かったのが難点だったですけど、フィンランド式のサウナで、キャンプ場の利用者が時間を予約して、30分だけ貸し切りが出来るんです。これが、すごい良かったですね。今はキャンプ場も綺麗ですし、流行りに乗って行ってみるのもオススメです。

隙間を使って本を多読する方法

子供の頃から、家庭内で課題図書があった影響か、今でも本を読む事が多い山崎。そんな山崎に、本の読み方を話してもらいました。

【山崎】今でも、だいたい週2冊くらい本を読んでいます。ただ、途中で読むことを止める本もあるんですね。本は、「買ったら全部読まないといけない」感じがすると思うんですけど、そうすると多読しにくくなるので、3ページだけ読んで止めることもありますね。あとは、カバンの中、トイレ、お風呂、リビングとか、色んな所に本を置いて、場所によって読む本を変えたりしています。

最近だと、学術書やアートの表現に取り込めるようなしっかり読まないといけない本だったり、昔からミステリーが好きなので、ミステリー本や本屋大賞や直木賞関連の作品を漫画のような感覚で楽しんで読んでいます。そういう堅めな本と漫画感覚の本を2つ切り分けながら、時間を確保するというよりかは、隙間を本に充てている感じで読み進めています。

最近、面白そうだなと思って読み始めたのが、ミステリー作家の芦沢央さんという女性作家の書籍ですね。彼女の作品は、設定や言葉選びだったり、最後のちょっとしたきっかけが面白いんですよ。ミステリーは、「物語のパターンが出尽くしている」とも言われているんですけど、その中で現代のギミックを使ってその壁を飛び越えてくるというか……。すごく読みやすい本が多いので、何を読もうかと迷っている人には芦沢央さんの本がオススメですね。

驚きが無くなった自分のファッションを再拡張する一品

今回の最後は、山崎の最近のお気に入りの一品について。

【山崎】昔から色んな事を試す方なのですが、僕はファッションがすごく好きなんですね。その中で、最近買って「どうしようかな?」と思っているお気に入りの一品があるんですよ。それが、メゾン・マルジェラの“足袋ブーツ”と呼ばれているものなんです。親指と他の指が分かれて足袋状になっているものですね。着こなすのは、すごく難しいだろうなと思っていたんですけど、「マルジェラのアイコニックなプロダクトに向き合わないわけにはいかない!」と思って、買ってみました。

ファッションのって、若いころは毎年の流行りのスタイルを着ているけど、年を重ねるうちに自分に合う系統で買って行くようになるじゃないですか?そういう意味では、あまりチャレンジをしなくなったわけですよ。ブログやSNSの写真を見てもらえば分かる通り、最近の僕は、比較的シックな感じで柄物もあまり着ないので、自分のファッションに対して、昔みたいな驚きが無いんですよね。なんとなく予定調和に合わせてセレクトをしている感覚があるので、このマルジェラの足袋ブーツを皮切りに、今年の後半からは少しファッションを拡張していこうかなと、思っています。

といったところで、今週の文化百貨店は閉店になります。次回は、山崎の大学時代からの友人である6月に独立してフリーになった俳優の川久保拓司さんをお迎えします。

今週の選曲

山崎晴太郎セレクト
FF Ekki CC / Benni Hemm Hemm

The Salt On Her Cheeks / Yagya

Perney(One Thing) / Pascal Pinon

Looped  / Kiasmos

Spotifyでアーカイブをポッドキャスト配信中

株式会社セイタロウデザイン代表・番組パーソナリティ

山崎 晴太郎

82年生まれ。横浜出身。立教大学卒。PRエージェンシーを経て2008年独立。株式会社セイタロウデザインを設立。企業のデザインブランディングやプロモーション設計を中心に、グラフィック、WEB・空間・プロダクトと多様なチャネルのアートディレクションおよびデザインワークを幅広く手がける。2012年よりラジオパーソナリティーとしての活動を開始。FRANZ AWARD、グッドデザイン賞特別審査員、法務省のロゴデザインコンペ選定委員や国土交通省の有識者会議にも参加。株式会社JMC取締役兼務CDO、一般社団法人琉球びんがた普及伝承コンソーシアム理事。東京2020組織委員会、スポーツプレゼンテーション・クリエイティブアドバイザー。

82年生まれ。横浜出身。立教大学卒。PRエージェンシーを経て2008年独立。株式会社セイタロウデザインを設立。企業のデザインブランディングやプロモーション設計を中心に、グラフィック、WEB・空間・プロダクトと多様なチャネルのアートディレクションおよびデザインワークを幅広く手がける。2012年よりラジオパーソナリティーとしての活動を開始。FRANZ AWARD、グッドデザイン賞特別審査員、法務省のロゴデザインコンペ選定委員や国土交通省の有識者会議にも参加。株式会社JMC取締役兼務CDO、一般社団法人琉球びんがた普及伝承コンソーシアム理事。東京2020組織委員会、スポーツプレゼンテーション・クリエイティブアドバイザー。

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©seitaro design,inc.

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